ハワイの夫婦「おひさまファームズ」徒然日記 Vol. 6

 

アロハ!ハワイの夫婦「おひさまファームズ」代表のヒデキこと山根英樹です。前半は私の記事、後半は妻ユキの記事になります。今回はハワイの大麻事情についてお伝えしたいと思います。

 

 

私の身の回りでも医療用大麻を栽培する人や心身上の理由により医療用大麻を使う方がいます。ハワイではすでに医療用の大麻使用は許可されており、以下のリストにある特定の症状がある方は医師の処方箋により誰でも医療用マリファナカード(通称329カード)を取得することができ、大麻をディスペンサリーから買うことが出来ます。

 

がん、筋萎縮性側索硬化症、緑内障、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、リウマチ、HIV、AIDS、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、悪液質、消耗症候群、激しい痛み、激しい吐き気、てんかん・発作、クローン病など

 

オアフ島内にカードを発行するメディカル・マリファナ専門のクリニックが数カ所あり、予約問診し、即日交付されます。例えば新規交付の1年有効カードの場合は$220かかります。

 

ただし、大麻所持は州により異なり、連邦法では禁止されていますので州外に持ち出すことは禁止されています。さらに旅行者、在留法人を含め、日本の刑法第2条によると、日本人によるアメリカでのマリファナ所持に関しては、その州の州法、連邦法のみならず、日本の大麻取締法も適用されるそうですのでご注意下さい。

 

登録カード(見本)の写真

 

また娯楽用のマリファナを合法化する法案が、2023年3月にハワイ州上院の二つの委員会を通過し、上院本会議に移行しました。全米では医療用のみならず娯楽用のマリファナを合法化する州が主流となっています。ハワイの議会が法案を可決し、グリーン知事が署名して法律を成立させれば、米国で嗜好用マリファナを合法化する17番目の州となります。2023年現在、嗜好用マリファナを合法する州は23州、医療用を合法化する州はハワイを含めて38州(嗜好用を含む)です。

 

INSIDER: https://www.businessinsider.com/legal-marijuana-states-2018-1

 

合法化された州での娯楽用マリファナは、アルコール同様に年齢や利用場所、販売店などの規制のもとで利用されています。この法案は上院をすぐに通過する見込みですが、ハワイ州の下院議長であるスコット・サイキ議員は反対を表明しています。「スイッチひとつで今日からマリファナは合法です、というような簡単な話ではない。どのようなシステムを組み、このビジネスを規制するのかについてさらなる議論が必要である」とコメントしています。

 

次号に続きます……、ここからは妻ユキの記事をお楽しみ下さい。

 

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夫ヒデキに引き続き、おひさまファームズのユキです。私たちの住まう三次元の、この二元性の世界ではどうしてもバランスが必要とされます。ゆえに「体に良いもの」という定義に普遍性を持たせるのはなかなか難しく、人類史上にこっそり残されてきた先達の知恵を頼りに、都度自分の体調を観察して対処していく必要があると思っています。一般的には「健康的である」と定義されるものであっても、常に臨機応変な付き合い方が必要であることは、食を探求されている方の多くが実感していると想像します。

 

カナリア体質系の私の場合はそういった食品(成分)が結構ありますが、その中でも非常に残念なのが「イソフラボン」です。しかし大豆製品が大好きな私は、もちろん食べたい(笑)。そんなわけで常食は控えているものの、たまにはいただきます。特にお気に入りなのが「自己流豆乳麺」です。

 

味噌は二種類以上入れるのがお気に入りです。

 

作り方はとても簡単で、豆乳が吹きこぼれないようにかき混ぜながら温め、好みの出汁や味噌を投入します。そこに茹でた好みの麺を入れて、炒めたニラを乗せ、お好みですりごまや香辛料などを足して食べる。といった適当っぷりですが、豆乳と味噌の合わせ技による濃厚なとろみと、麺やニラの絡み具合が大変に美味しいのです。ちなみにニラはかなり重要なアイテムで、私は必ず入れます。そもそもこの豆乳麺を作ろうと思ったのは、我が家の菜園に雑草状態のニラがあるからなのですが、ニラというのはハワイの過酷な農環境に放置してもしぶとく育つ、大変頼もしい食材であります。

 

雑草状態で育っている我が家のニラです(笑)

 

というわけで、大豆製品が大好きなのに成分としてのイソフラボンが苦手であることは私にとって非常に残念ですが、これは遺伝的な体質などではなく、私がアメリカに長く住んでいることが原因だと個人的には分析しています。というのも、現在のアメリカの生活環境においては、エストロゲン過多にならざるを得ない部分があるためです。つまりは、最近では身近な衣食住の隅々にまで存在することになってしまった「エストロゲン様物質」の影響です。これを「宇宙の神秘を読む夢想家」としての言葉で表現するなら、随分前から仕込まれてきた「避けるのが難しい巨大な計画の一環」とも言えます。この意味がわかる方は、日本でなぜ今、女性という性を真っ向から疎んじるような狂気の法案が簡単に通ってしまったのか、既に理解されていることでしょう。

 


写真・文/おひさまファームズ

ヒデキ

サンフランシスコ生まれ。東京育ち。ホノルル在住。広告代理店、旅行代理店、豪州クィーンズランド州政府、ハワイ州政府農務省、イギリスの経営大学院、ハワイの大手銀行勤務を経て独立。コンサルティング、不動産、米国農務省統計局の調査員の仕事の傍ら農業に従事。著書に「小さな会社でもできる海外取引」「グローバル職人になろう!」「漂流アロハ」などがある。

ユキ

絵と音楽と物語の創作家、宇宙の神秘を読む夢想家。米国の大学を卒業後、神授的な創作の仕事に長く携わる。芸術分野の他、神秘哲学、占星術、数秘術、各種卜術、古代史、神話学、宗教学、図像学、色彩学などに明るく、食や代替療法も探究。タロットチャンネル「雪猫座 Hawaii」をYouTubeにて開始中。

HP: www.ohisamafarms.com

Instagram: @ohisama_farms

YouTube: @ohisamafarms

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