昨年から企画していた、本誌ベジィがベジタリアン&ヴィーガンフードカルチャーを通じて世界と日本を繋ぐ! という思いから ONODERA GROUPのエグゼクティブシェフとして知られる杉浦仁志氏との協力で実現した“世界一流のヴィーガン・コースを堪能できる夢のイベント”『World Vegan Project』。
記念すべき第1回目は、イタリアで毎年開催される“The Vegetarian Chance”2017で見事優勝に輝いた世界が認める注目のベジタリアンシェフGijs Kemmeren氏(オランダ)がゲストシェフとして特別来日。同大会でトップ8シェフとして評価され、日本の“Vegetarian award” 2019でも料理人賞を受賞された独創的な料理で日本・世界のヴィーガンファンを魅了する杉浦仁志氏と世界トップシェフ達による“世界と日本を繋ぐ”夢のヴィーガンコラボレーションは告知直後に即定員に達し、キャンセル待ちとなるほど。
今回のイベント会場となったレストランは、270度の大パノラマで東京を一望しながら美食を楽しむ上質な空間を堪能できる“オリゾントウキョウ”。当レストランのエグゼクティブシェフである大村雅博氏による渾身のヴィーガンディッシュも杉浦氏やGijs氏同様にヴィーガンという概念を覆す驚きのメニューばかり。
左から、杉浦仁志シェフ、ベジィ編集長・吉良さおり、Gijs Kemmerenシェフ、大村雅博シェフ。
まずウェルカムドリンクとして、ランチはミネラル豊富なリードオブジャパン株式会社のココナッツウォーターを使用したモクテル、ディナーはミネラル感のあるジューシーな白ワインのスペイン産Mesta Organic Verdejo White(メスタ オーガニック ベルデホ)。そしてワインペアリングの最初の乾杯は辛口のロゼ・スパークリングワインCODORNIU BARCELONA 1872(コドーニュ バルセロナ 1872)。一皿目は日本におけるスプラウトのパイオニアとして知られる村上農園の美しいスプラウトを沢山散りばめたビーツとグリーンピースが美しい一品。2皿目は滋養の高い菊芋を使用し、フルーティーなフランス産ビオディナミの白ワインドメーヌ・カズのego(エゴ)とペアリング。3皿目は巨大な芽キャベツの固まりをその場でシェラスコのようにカットしてサーブし、ヴァカンスのワインと呼ばれるフルーティーなドメーヌ・カズのLE CANON DU MARECHAL(カノン・デュマレシャル ロゼ2018)のペアリング。4皿目はマッシュルームステーキにエノキやアーモンドクリームや燻製マッシュルームなどを合わせた一品。5皿目は長期熟成させたビーツのステーキに、フレッシュ感と丸みのあるタンニンが絶妙なバランスの上品な赤ワインドメーヌ・カズのego(エゴ)のペアリング。そして最後は国産米粉や国産ライスミルクを使用したグルテンフリーデザートでした。そして食事の際のパンは全てグルテンフリーでした。美味しく健康的なプラントベースの食事がより身近で日常的になるよう、次回も開催企画を考えていますので、ぜひ楽しみにしていください。
オーガニック・ワインのペアリングとしてセレクトしたワイン。左からMesta Organic Verdejo White (メスタ オーガニック ベルデホ)、CODORNIU BARCELONA 1872 (コドーニュ バルセロナ 1872)、ドメーヌ・カズego(エゴ)白、ドメーヌ・カズLE CANON DU MARECHAL(カノン・デュマレシャル ロゼ2018)、ドメーヌ・カズego(エゴ)赤の5種。こちらは全てWEBサイト「ドリンクス」にて購入可能。HP https://drinx.kirin.co.jp/wine/
ランチ会とディナー会でサーブされたのは、こだわり抜いた完全グルテンフリーのパンは株式会社BIOSSA(ビオッサ)。文京区に本店を構え、都内の様々なレストランでも提供。アレルギー体質や低糖質を目指す方にオススメのパンはHPから通販でも購入可能。 HP biossajapan.com
🌿今回のゲストシェフ
Gijs Kemmeren
14歳からキッチンで働き始め、そのまま料理の世界へ。2014年からベジタリアン料理や野菜などのフードロスを意識し、オランダ独自のローカルフードを使用したサステナブルな料理に携わり、ベジタリアンレストランHerbergのヘッドシェフとして活躍。2017年にはVegetarian Chanceで最優秀賞に輝く。 現在はGKFoodsとしてベジタリアン・グルメ界の新しい提案をしながら、シェフ向けのアイデアジェネレーターであるGastronomixsに参加し、アドバイザーやメニュー開発などのサポートを行う。
HP Hgkfoods.nl
Instagram @gkfoods
Twitter @Gastronomixs
🌿杉浦仁志
1976年生まれ。24歳で料理を始め国内で数々の修業の後2009年渡米。アメリカLAのレストラン“PATINA”(ジェームズ・ビアード受賞)・NY“Lincoln Ristorante” (ミシュラン1つ星)にて感性と技術を磨く。 2014年・15年と2年連続で、NY国連日本政府代表部大使公邸で開催された、安倍首相はじめ世界の国賓約300名が集うレセプションで日本代表シェフを務める。2017年“The Vegetarian Chance”(イタリア)野菜のみ使用の世界料理大会で“トップ8シェフ”受賞。 2018年“ザ・ベスト・オブ・シェフ50”受賞。 2019年”Vegetarian Award 料理人賞”受賞。活躍の場を国際舞台に広げつつ、現在はONODERA GROUPのエグゼクティブシェフとして活躍。
HP hitoshisugiura.com
leoc-j.com
🌿大村雅博
博多生まれ大阪育ち。料理人を志し18歳で上京。プロムナード、ホテル東京、タイユバン・ロブションなどの名店で腕を磨いた後、オーシャンズクラブ葉山の料理長を務め、2017年にオリゾントウキョウとグランブリエ東京の料理長に就任。葉山時代から大切にしてきた鎌倉野菜などの素材と和の調味料を使い独自のフレンチ・スタイルを確立。見目麗しい数々の料理で舌の肥えた汐留のゲストを魅了している。
🌿今回の開催場所となったオリゾントウキョウとは?
オリゾンはフランス語で水平線、地平線の意味で使われる言葉で、限界や境界線と言う意味。浅草、浜離宮、ベイサイドに囲まれ、偶然にも視界を遮る高層ビルなどがないカレッタ汐留の最上階(地上210)に位置するレストラン。皇居、東京駅方面は地平線、ベイサイド方面はレインボーブリッジから広がる水平線を一望!見事な絶景が広がる、ラグジュアリーな空間。
HP horizon.tokyo