veggy’s World Topics「デトックス」カナダ編

veggy最新号の特集テーマ「デトックス」について、カナダ東部・ケベック州からお届けします。

私自身もともとアレルギー体質で、この4年ほどアトピーの再発に悩まされてきました。ステロイドにはなるべくお世話になりたくないということもあり、身体のデトックスが必要だと感じ、ハーブの専門家、キネオロシスト、漢方ドクターなどにお世話になったり、自分で色々調べては試し、ようやく希望が見えてきたところです。

 

「飲む輸血」ビーツ

極寒で長いケベック州の冬、もちろん土は凍り、野菜は育ちません。冬の間のケベックの野菜といえば、秋に収穫し貯蔵が可能な根菜類が主ですが、その中でも栄養価が高く、デトックスと言えばビーツです。私自身、日本にいた頃は全く馴染みのなかった野菜ですが、カナダにきてからサラダなどによく入っているので食べるようになりました。

コールドプレスジュースのお店で働いていた時は、よくアスリートの方々が「ビーツジュースは飲む輸血」と言っていたほど。血行改善により、持久力アップ・疲労回復にも効くのでアスリートには最適の野菜ですね。

ただビーツジュースはデトックス力が強いので、私はビーツジュースを搾って、大さじ1杯ほどをビーツラテにして飲むのがお気に入りです。ビーツパウダーを使うのも手軽でお勧めです。

ビーツジュースとオーツミルクでビーツラテ

ビーツを使ったヴィーガンケーキ

 

お茶・ハーブティーの効能

日常生活でデトックスを取り入れるのに、一番身近なのはお茶ではないでしょうか?カナダでもここ10年ほどで、お茶屋さん(紅茶、日本茶、中国茶、ハーブティーなど色んなお茶を扱っているので日本のお茶屋さんのイメージとは少し違いますが)が急激に増えて、カフェに行くと普通に抹茶ラテがメニューにあります。

お茶の利尿作用はよく知られていますが、私の場合はアレルギー体質なのでヒスタミン放出抑制効果のある緑茶、プーアール茶を毎日飲むようにしています。

とはいえカフェインに弱く、午後にカフェインを摂ると眠れなくなってしまうので、午後はルイボスティーや、漢方で身体のバランスを整えると言われる菊花茶、その他ハーブティーを楽しんでいます。

様々な種類のプーアール茶

菊花茶

 

赤外線サウナ

デトックスと言えば、肝臓が一番に思い浮かぶかもしれませんが、腎臓、そして身体の表面を覆う肌もデトックスには欠かせません。

日本では岩盤浴や温泉が大好きだったので、時々とてつもなく温泉が恋しくなり、そんな時はサウナに行きます。健康志向高い人たちの間では、普通のサウナより低温でゆっくり汗をかく赤外線サウナが人気で、ヨガスタジオに併設されていることも多いです。私は子どもの頃から汗をかくことがなかったのですが、赤外線サウナに何度か通ううちに汗腺が発達し、汗をかけるようになりました。


文・写真/石原亜希子

カナダ在住のヴィーガン(ローフード)シェフ。ヨガ・ヴィッパーサナ瞑想の愛好者。カナダのヴィーガンやウェルネス・子育て情報を発信する。

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