プラントベースで楽しむ ヘルスコンシャスライフ “ベジィ”

日常にこそ “サステナブル”をまとう

地球に優しいサステナブルなファッションブランドとして、斬新なエコ素材を用いながらも着心地のよさを追求し、海外はもちろん日本でも人気が高まっているエコアルフ。今回はそんなエコアルフのコンセプトに共鳴するようなedain(エデン)の森星さんと田上彩さん、そしてエコアルフの下川雅敏さんによるサステナブル対談をお届けします。

インタビュー/編集部 写真/稲垣純也


左から ) 田上彩 / 森星 / 下川雅敏

 


edain
発酵人・田上彩とモデル・森星を中心にフードトラックを通して、身体を癒す食を発信するプロジェクト。Farm to Table·Sustainable ·Made in Japan を コンセプトに、日本文化や職人さんの想いを繋げていく。次世代の “ エデンの園 ” を共に創り出し、身も心も喜ぶ生き方を提案。Instagram:edain.tokyo


ECOALF(エコアルフ)
ヨーロッパ発のサステナブルファッションブランド。理念は、「Because there is no planet B」=第 2 の地球はないのだから。リサイクル素材や環境負荷の低い天然素材のみを使用し、スタイリッシュで機能的なコレクションを創り続けています。また、ブランド自らが海洋ゴミを回収し、ファッションアイテムに再生することで、世界のサステナブルファッションをリード。Instagram:ecoalf_japan


下川雅敏
ECOALF ブランド企画責任者として、日本における ECOALF のブランディング・運営を担う。


 

ミレニアル世代の二人が
スタートしたedainとは?

下川雅敏(以下、下川) フードトラックのポップアップや、YouTubeで発酵食などについて発信しているedainだけど、二人が一緒に活動するようになったり、サステナブルなことに関心を持ったキッカケは何だった?

森星 祖母がオートクチュールのデザイナーだったこともあって、子供の頃から衣食住の中でもファッションとの関わりが自然と大きくなっていました。そんな中でモデルとして皆の参考になるように、と言うとおこがましいですが、表現する立場として消費するという行為については意識せずに過ごしていたことなどに、少しずつ違和感を抱き始めたんです。個人的にエコアルフなどのサステナブルなお洋服や天然染の服が今の私に特に心地よく感じるので、日常着として選ぶことは多いのですが、毎日の自分の生活からどうサステナブルに変えられるか? 繋げていくか? という視点からお洋服と同じように物作りとして食に携わりたいと思いedainを始めました。

田上彩(以下、田上) 私は海や自然が身近な湘南で生まれ育ち、21歳でミスユニバースを経験し、モデルやアパレル業界で働きながらも、大量消費・大量生産の現実に疑問を抱き始め、ゼロから生み出したいという思いから畑を始めました。最初は畑や野菜の育て方についてネットで調べていたけれど、実際に自分で始めていると解らないことが多々あったので、実際にオーガニック農家さんのところへ勉強に行ってみたんです。そこでご高齢になってもまだまだ夢や希望を持ちながら本質に向き合っている農家さんを目の当たりにした時に、私はまだ20代で体力も若さもあるのに何やってるんだろう? と感じたと同時に、自分の中でモヤモヤしていた疑問などが少しずつクリアになっていって、自分でも出来ることからまずやってみようと思い、畑だけでなく発酵についても学びました。

森星 彩が東京のアパレルショップで働いていた時、私はそのお店によく行っていたんです。後に彩が畑などを始めたというのを聞いて興味が湧いて、久々に連絡したら意気投合してしまって。とりあえずポップアップでフードトラックから始めてみようとスタートしたんです。

田上 当初からなるべく容器は土に還るものを選んだり、できる限り環境に負担をかけないものを使い、無駄を減らしたいとの思いで1回目を開催したけれど、実際に終わってみたら思いのほかゴミがたくさん出てしまって……。

森星 そうそう、本当に環境にいいことってなんだろう? という疑問も浮上したり。でも何も行動しないよりは絶対にいいはずだし、何事も完璧を追求すると難しいけど、二人でトライ&エラーで今も無駄をなくすことに挑戦している感じです。1億人をハッピーにしたり、飢餓から救うとか何か目標があったとしたら、それを私たちが直接行うことは出来ないかもしれない。でもその思いを繋げることで、直接変えられなくても、例えば私たちの話を聞いてくれた誰かが変える力を持っていたりキッカケになるかもしれない。ほんの些細なことがさまざまな要因を引き起こして、結果的に大きな事象の引き金となるという考え方の“バタフライエフェクト(バタフライ効果)”を私は確信していて、思いや感情からくるシェアは無駄にはならないと思っているんです。だからそんな私たちの色んな思いをシェアするのが今はedainだと考えています。

田上 わざわざ九州などの遠方からフードトラックを見に来てくれたり、中学生や高校生の若い女の子達が、地球のために私たちは今後どうしていったらいいんでしょう? とサステナブルなことについて真剣に質問してくれるんです。そういう話を直接聞くと、なんだ日本の未来は明るいんじゃないの? と感じてしまいます。

食もファッションも、
きっと求めている根底は同じ!

森星 そんな活動をする中で自然と知ったのがエコアルフのサステナブルなお洋服で、ここにあるヨガウェアもキッズウェアなども着心地が良さそう。私にも甥っ子や姪っ子がいるけど、子供のアイテムの中でも危険があるものも多々あるから、こういうエコなお洋服は安心でいいですね。

下川 これは海を漂う漁網由来のナイロン素材で作ったヨガウエアで、海洋プラスティックゴミを主原料としたナイロンの中でも、この素材のものは凄く人気が高まっているんです。“海を守ろう”という明確なメッセージが感じられるからかもしれない。こっちのキッズラインは去年からスタートしたもので、大人だけでなく子供たちも意識を変えていくキッカケになればいいな、と思っています。子供はサイズがすぐ変わってしまうけど、本物のクオリティにこだわれば、きっと自然とみんなリユースしていくと思うんです。

田上 エコアルフはデザインが自然に馴染む感じで、アースカラーも癒される。

下川 当初はスペインのデザイナーでしたが、今はアジアのデザイナーになり少しデザインが変化し、かなりシンプルになってきて、ドロップが効いたものも揃ってきました。最近はカッコイイ、オシャレといった概念が変わってきて、何故これを選ぶのか? ということが少しずつ重要視され始めているのかもしれませんね。

田上 食やファッションって違う分野だけれど、突き詰めていくと結局抱えている問題は一緒だったりしますよね。

森星 そう! そういった問題に対して、今はデザインの根本を見直す新しい時代に入ったと思うんです。単に色とか形ではなく、これからは衣食住どれも生き方のデザイニングに向かっていく気がします。SDGsのものを使う責任、買う責任などに一人ひとりが気づいていくタイミングでもありますよね。

下川 デザインという部分でいうと、傾向としてはかつてのトレンド的なものよりも、よりシンプルさが重要視されていて、エコアルフでもタイムレスなデザインを大事にしているけど、それだけではつまらないと感じる人がいるのは事実だと思います。では何故つまらないと感じるかというと、ファッションでいうとモノ作りのバックグラウンドやストーリーを知らないからなんですよね。だからストーリーが見えてくると、シンプルでタイムレスなデザインに意味を見出せるようになると気がしています。例えばこのエコアルフの新作のジャケットは、コーヒー豆のかすを使用しているのですが、何故この素材を洋服で使うのか? と、皆さんが少し疑問に感じたり、考えるキッカケになるかもしれない。ふと手にしたたった1着の洋服から、何か作り手の情熱や楽しさなどのストーリーを感じ取ってもらいたいと思っています。僕は今まで色んなブランドに携わってきましたが、新しいファッションの価値基準が生まれつつある時代において、エコアルフの行なっていることは凄く新しくて最前線だと感じているんです。

森星 最近のファッション業界のリサイクルって何が主流なんですか?

下川 今まではペットボトルや、今回の新作で使っている漁網など、何かしらの破棄される素材を生地にリサイクルしていたけれど、次の課題はリサイクルしたものを、また再びリサイクルするのが課題になっています。そこをどうしていくかが難しくて、洋服の素材によってはリサイクル素材も含めてマテリアルが混ざっているものが多いですが、色んな素材が混ざっていると単純に素材としてのリサイクルが難しいんです。本来はコットンならば混ざりっ気なしのコットン100%やナイロン100%の方が再リサイクルしやすかったりするので、その辺りは今後、もっと整備されてくるような気がしています。今後のファッション業界では、作る責任はもちろん、消費していただいた後の責任まで考慮していかなければ、サステナブルとは言えない時代になっていくと思います。

森星 わかります。私自身、モデルとして表現をさせていただいている以上、何かしらの責任があると感じていて、最初は美容目的から始めた食に関しても、自分一人で解決できない地球環境のことなどを難しく深刻に考え込むよりも、自分の仕事やライフワークを通して、楽しさや心地よさからもっと循環することを伝えていきたいと思っています。

田上 そうそう、どこにいても食とファッションから地球と繋がっているって伝えられることは沢山あると思う!

この地球上の問題は壮大すぎて、自分には何も出来ないなんて思わないでほしい。
バタフライエフェクトのように、私たちは大なり小なり誰もが何かしらを変えるキッカケになれるんだから! _森星

 

オーガニックコットンをベースに、製造工場で回収されたリサイクルカシミヤなどの毛を組み合わせた、ウォーム感ある肌と地球に優しいニットウェア。レディース3色展開(ライトグレー・ネイビー・ボルドー)ZELLニットパンツ/15,400円(税込) MARニットパーカー/16,500円(税込)

破棄されるコーヒー豆のかすを使用し、コーヒーの消臭性などの特性を活かした3WAYマルチジャケットの「KATMANDU」。はっ水性と耐水性を兼ね揃えている。 レディース3色展開(ホワイト・ブラック・レッド)メンズ3色展開(グレー・ブラック・カーキ)/各39,600円(税込)

 

お問い合わせ先:三陽商会カスタマーサポート
☎ 0120-340-460
ecoalf.jp


▶︎雑誌 veggy(ベジィ) vol.73 2020年12月号 サステナブルより

 

 

 

 

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