こんにちは、ベルリン在住・イラストレーターのKiKiです。
前回より2020年の目標のうちの1つ、『ベジタリアン生活に1週間チャレンジ』してみたレポートをお届けしています。今回は、その後編です!
前編は、こちら。
気になる体調の方は、3日目あたりから体の中のものがすっかり消化された気分になり、軽くなってきた反面、食べてもすぐに消化されてしまって満腹感が続かなくなってきました。そんな3日目の夜にSirplusさんのキックオフパーティーで食べた、プロの料理人さんが作られたヴィーファン料理の美味しさと満腹感に感動!
真剣にベジタリアン生活を続けていくのなら、ただ野菜だけを食べればいいというわけではない、栄養のことも、調理方法のことも、きちんと勉強していかなくてはいけないんだということに気づきました。
そんなベジタリアン生活後半、私の自炊は上達したのか?さらなる体調の変化は?
後半レポート、スタートです!
ベジタリアン生活チャレンジ5日目(水曜日)
残っていた野菜も使い切ったので、買い出しに行きました。今回は栄養のことも考えて、植物性たんぱく質をとろう!ということで、ひよこ豆を買うことに。
ベルリンはトルコからの移民も多く、スーパーのほか、トルコ系の市場なども多く見かけ、特に野菜や果物が比較的安く購入することができるので良く覗きに行きます。今回は作りませんでしたが、クスクスも大きいパックが売っているので、ここで良く買います!
ひよこ豆はトルコ料理によく使われることから、トルコ系スーパーに大きめの缶に入ったものを安く購入することができるので、トルコ系スーパーEURO GIDAへ。
購入したひよこ豆は、こちら!
この量で、0.90セント(約109円)!
そして、もう1つこのスーパーでオススメしたいところがあります。それは運がいいと、痛み始めた野菜や果物たちを、傷んだ部分をカットして、これでもか!というくらい詰め込まれた袋が1つ1ユーロで購入できてしまうところ!お財布にもとても優しいし、これも小さなフードロスを減らす活動の1つかなと思うと、気持ちも良いです。
今回運良く出会った、袋詰めたち。左がズッキーニと右がカラフルなパプリカが、たくさん詰まっています◎
よくこのスーパーに買いに行くので、店員のおっちゃんが覚えていてくれて(おそらくアジア人なので目立つ)、「また来たのか〜!」と、タマネギを2つおまけしてくれました◎
あと、おやつにBIOのバナナも購入。1総、0.69セント(約83円)。
それから、Lidlで大きなトマト瓶を0.76セント(約92円)で購入。
買い出し: 合計4.35ユーロ(約526円)
以上の買い出しで、これでもかと言うくらい野菜具沢山のトマトカレーを作ってみました。具沢山なのと、ひよこ豆が良い仕事をしてくれたのか、満腹感も続きました◎
ベジタリアン生活チャレンジ6日目(木曜日)
昨日のトマトカレーが残っているので、それを食べつつ、この日は外出する予定があったので、外食をしました。
ベルリンだと、外食だとしてもベジタリアン・ヴィーガンメニューを探すのはとても簡単です。どこのカフェのメニューにも、ベジタリアン・ヴィーガン・BIOの表記があり、自分自身で選択できる環境が整っています。
このピンクの可愛いハンバーガーは、もちろんヴィーガン。お肉の部分は、オーガニックでこだわってつくられた自家製のお豆腐で作られています。ふわふわして、とても優しい味でした◎
外食:5.50ユーロ(約665円)
『tofutussis』… Markthalle Neunという市場にお店を出店されています。
ベジタリアン生活チャレンジ7日目(金曜日)
最終日はトルコ系スーパーで購入した野菜がまだ山ほどあるのと、日曜日に野菜の皮でつくったお出汁が残っているので、それをとにかく使わないと!と言う事で、リゾットをつくってみました。それでも野菜がまだまだあるので、ズッキーニを焼いて、醤油と生姜でシンプルに頂いてみたり。お腹いっぱい、お野菜を食べた1日でした。
ベジタリアン生活を1週間チャレンジをしてみて
これでベジタリアン1週間チャレンジで、食べていたものの紹介は終わりです。カレーやチャーハン、リゾットなど簡単なものが多かったのですが、きっと日々の自炊ってこんな感じですよね…?私は、お野菜をたくさん食べれたので満足です◎
さて以下、私がベジタリアン1週間チャレンジをしてみて感じたことです。
【ベジタリアン生活をしてみて感じたメリット】
・圧倒的に肌荒れが改善されました。もともと、とても敏感肌で化粧品も使えるものが限られています。そして食生活が乱れたり、添加物が入っていると、ニキビができたり、顔が赤くなって痒くなったりするのですが、それはもちろん一切なく。お肌は、すごくストレスフリーな感覚になりました。
・体が軽くなりました。体重が減ったというより、体の中から毒素というか余分なものが出て行って、優しいものだけが残っている感じで、自然とスキップしたくなるような感覚です。気持ちも軽くなった気がします。
・お料理を考えるのが楽しかったです。限られたもので、次何を作ることができるのか。ワクワクしました!
【ベジタリアン生活をしてみた感じたデメリット】
・これはデメリットというより反省点なのですが、栄養のことをまったく勉強せず『とりあえず野菜だけ食べよう!』という感じで始めてしまいました。お肉を食べない分補えない栄養素を、どう野菜たちで補っていくか。今回は1週間と期間が短かったので、悪い影響や症状は出ませんでしたが、ライフワークに取り入れていくことを考えると、きちんと栄養について勉強すべきだと感じました。
・消化が早くて、すぐにお腹がすきました。でも途中からタンパク質の代用品としてひよこ豆を取り入れると満腹感は増したので、こちらもきちんと勉強をすれば改善される部分だと思います。
ちなみに1週間の食費は合計:17.83ユーロ(約2154円)
ベジタリアン生活は、お財布にも優しかったです◎
結果的に私には野菜中心の生活の方が良いと感じたので、ベジタリアン寄りの野菜中心生活は続けていて、お肉に関しては柔軟に(友人とご飯を食べる時や、栄養バランスも考えて)また少し取り入れています。
今日もヴィーガンミートを使った、ボロネーゼをつくって食べました。食生活を気をつけると、気分も体調も穏やかになるということを実感しています。
もし気分や体調の不調が続いている方は、いきなりすべてを変えていくことは難しいかもしれませんが、是非少しずつトライしてみて欲しいです。
以上、はじめてのベジタリアン生活1週間チャレンジのレポートでした◎ありがとうございました!
西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。
Portfolio site : http://kiyonosaito.com/instagram : https://www.instagram.com/kikiiiiiiy/