随分経過してしまいましたが、この夏休みは久々に長男とフランスのパリ&近郊にに出かけていました。
実はうれしいことに、世界中の都心部と同じく、パリも今まさに空前のヴィーガンブーム!
こちらは、サンマルタン運河界隈にある大人気の「Bob’s Juice Bar」。
ボブズのオーナーといえば、日本ではボブズマフィンのレシピ本が有名なので、知ってる人も多いかもしれませんが、パリ市内にある姉妹店「Bob’s Kitchen」はベジタリアン料理専門店で、アメリカ人のオーナー自身もベジタリアンなのだそうですよ。
日本でのレシピ本は卵や乳製品を使っているようですが、ヴィーガン対応のスウィーツもあります。
こちらはBob’s Kitchenでの朝食。
私はケールジュースのみで、長男はグルテンフリーパンケーキ。
世界中グルテンフリーブームですね♪
ということで、パリではいつも深夜まで賑やかなマレ界隈に滞在する事にしています。
毎日思いっきり洋服を汚してくれる子供と一緒の旅は、やはりキッチンと洗濯機付のアパルトマンにかぎる!
このアパルトマンで長男は夏の宿題をほぼ終了。
早朝からリパブリック広場の裏手、サンマルタン運河近くを散歩していたら、「ねえ、ここパン屋さん?」と長男が言うので見ると、なんと100%BIOのパン屋さん。
ちなみにパリ市内には、オーガニックのパンを一部扱うお店はあっても、100%オーガニックはまだまだ少数派です。
それでも東京よりは確実に多い!
早速ABマークとユーロオーガニックマークを見つけた長男がニコニコしながら、「これってママがスーパーで買ってもいいって言ってるマークだよね!食べていい?」。
クロワッサンや長男の好きなパンオショコラは卵も乳製品も使用。
でも我が家は基本的に私がヴィーガンなだけで、子供達にヴィーガンを押し付けているわけではないので、本人が食べたいといえば、質や製法などが納得できさえすれば食べさせるようにしています。
子供達の食に対する好奇心や冒険心は奪うべきではないと考えているのと、家では基本的に植物性中心なので、外食で少し動物性食品を摂取したとしても、食べ過ぎる事はないですし、きっと子供が大人になる頃には、それまで色々と冒険しても、結局は毎日食べていたママの味に戻ってくると思うからです。
誰しも軸になる部分は大切ですよね!
私は子供の味覚や感覚は大人よりも優れていると日々感じていますが、それを痛感したしたのがこの夏のレモネード事件!
ちなみにこちらはイギリスのオーガニック・レモネード。
あるときパリで休憩しようと何気なく入ったカフェにて。
一見こだわっていそうな雰囲気だったので、疲れてたし細かい事を確認せずにレモネードを注文した際、長男が一口飲んだ瞬間「これ、ママがダメって言ってる味だよ」というので確かめてみると、やはりレモンなど一切使用していない人工的な味!
レモネードひとつにしても、ちゃんとレモンを絞り、天然の優しい甘味を加えて作ったレモネードを日頃から子供たちに飲ませていれば、外でいつもと違うものに出会った時に直感で分かるものなんですよね。
その瞬時の子供の気づきが凄くうれしかったのですが、長男の「いつもと違う事はわかる、でもちょっと飲みたいけどこれはダメなんだよな~」という感じの複雑な表情を察したので、思わず「ママは飲みたくないけど、間違えて頼んじゃったし、せっかくだから飲みたければ少し試しに飲んでみれば?」とつい言ってしまったのですが、長男は「本当?」と驚いて飲み始めたものの、すぐに「やっぱりなんかマズイから残していい?」と言って半分ぐらい残したのです。
食だけではなく、何事も本人の直感で選ばせる、その方が子供自身も納得がいくのではないかと思っています。
veggy & Peace